ブリリアント・レンタルワイフ6

実体験小説
わたしが妻を他人に抱かせる理由
ブリリアント・レンタルワイフ 
6

 美憂は敬一の大学時代の友人という男に抱かれることになった。もちろん、美憂は敬一と結婚する以前に何人かの男性との経験はあった。

 十七歳の初体験以来二十一歳の夏に敬一の妻となるまでに、美憂は七人の男性を受け入れていた。これは、今の女性としては平均的な数といえるだろう。

 セックスをした男たちは皆、美憂と同世代だった。男たちは一晩に何度も美憂のなかに入ってきた。

 三人目の男だった良治(不思議なことに美憂はその苗字を忘れてしまっている)などはラブホテルのサービスタイムの八時間の間に九回も挿入した。

 六度目あたりから出るものも出なくなってしまっていたが、それでも良治は美憂の肉体を求め、ただひたすら腰を動かし、最後にはペニスを痙攣させるのだった。

 そうした経験しかなかった美憂が、敬一以外の「中年」の男性と初めてしたのだ。

 敬一の同窓生ということは、中年の男性である。美憂はペニスを挿入されるまでの二時間の間、たっぷりと愛撫を受けた。バイブレーターを使われたのも初めてだった。

 明るいホテルの部屋で全裸にされてさまざまなポーズを取らされたのも初めてだった。夫以外の男性にアナルをさらしたのも初めてだった。凄まじいばかりの恥ずかしさが美憂を襲った。

 だが、その時のアナル攻めはそれで終わることはなかった。それのみならず美憂はその部分にたっぷりとローションを塗りこめられ、アナル専用の細長いバイブレーターを挿入されたのだった。

 まるで電動ハブラシのようなバイブレーターの細かく激しい振動は、たちまちのうちに美憂を絶頂に導いたのだった。

 その時の様子を、敬一は犯罪者を取り調べる刑事のように尋ねた。淫行の逐一を微に入り細に入り報告させられているうちに、美憂の肉体がその時の様子を思い出した。

 ただ、したことを話しているだけで、美憂は肉体が疼くのを自覚した。

 敬一は美憂がマゾヒストであることを指摘した。

「恥ずかしいことをされて感じるというのはマゾの証拠だよ。もっとも、僕には最初からわかっていたことだけど」

 美憂には返す言葉がなかった。辱められ、苛まれることで確実に高まっていく自分の性感を抑えきることができなかったのは、まぎれもない事実だったからだ。

 結婚後、夫以外の男性と初めて交わったその日の夜、この夫婦の性の営みはいつになく激しいものとなった。

「こうされたのか? えっ、こんなことも去れたのか? どうなんだ?」

 敬一はその言葉を何度も繰り返し、美憂を攻め立てた。クリトリスに歯を当て、プレイを中断してわざわざ冷蔵庫から持ち出したキュウリをアナルにずぶりと突き入れ、バストに青痣が残るほど激しく揉みしだいた。

 異常なほどの興奮に支配された夫に、美憂も応えた。

「ええ、そうされたのよ。お尻におもちゃを入れられて、そのままオナニーをしろっていわれたから、クリトリスを撫で回して思い切り喘いだの!」

 ベッドの上で美憂は獣の牝が獣の牡を迎え入れるかたちになった。

恥ずかしい部分を思い切り露出して叫んだ。敬一はそんな美憂の白いヒップを平手で叩きながら、ペニスをしごいていた。

 がやがて、愛液にまみれるその部分に鋼鉄のように硬くなったそれを一気に突きたてた。

「あああああっ!」

 美憂の背中が弦を引いた弓のように湾曲した。下腹部が夫のペニスで満たされたことで、まだほんのわずかに残っていた美憂の自我が瞬時に崩壊した。

それは精神の破瓜といってもよかった。

 それまで心地よさは得ていたものの、自分から快楽をむさぼるようなことはしなかった美憂が豹変した。

「おちんちんをもっと深く突き刺してっ! わたしのお○○こに差し入れてっ!」

 その言葉に敬一の腰使いが激しさを増す。びたんびたんびたん。夫が腰を突き出すたびに、美憂の肉付きのよいヒップがぷるぷると震え、音を鳴らした。

 美憂は高まる性感に上半身を支えきれなくなって腕を突っ伏した。それでもヒップは持ち上げたままだ。その姿勢で夫のペニスを感じていると、子宮の入り口が疼くような心地よさがある。

 振り子のように敬一のホーデンがクリトリスをぱたんぱたんと刺戟するのもよかった。それをもっと感じたいがために、美憂は指を使って秘裂を左右に広げ、女の唇を大きく広げた。

「お、お前、いやらしいな」

 妻の突然の変わりように、夫が息を荒げつつそう言った。美憂を他の男性に貸し出したのは敬一だったのにも関わらず、その当人が妻の淫乱ぶりに驚愕していた。

 獣のスタイルで美憂は最初のオーガズムを向かえると、今度は敬一をベッドの上に仰向けにさせ、まだ硬度を保ったままのペニスにむしゃぶりついた。

 自分の愛液でてらてらと濡れているそれを、美憂はなんのためらいもなしに口に含む。ホーデンを揉みしだきながら、じゅるじゅると唾液を啜りフェラチオをする妻の姿は、アダルトビデオに登場するどんな女よりも淫らで、艶かしかった。

 美憂の敬一に対するオーラルな愛撫はそれで終わりではなかった。人並みの経験しかなかった妻が、たった数時間、他の男性と愛欲の時を過ごしただけで、こうも変わるものだろうか。

 敬一に自分で両膝を抱えさせた。ベビイがオムツを代えるときの姿だった。敬一のアナルが露出してしまう、そんな恰好だった。

「こうしてあげる」

 美憂の瞳が妖しく光っていた。

「ううっ!」

 敬一は反射的に呻いた。美憂は敬一のアナルに唇を密着させたかと思うと、すぐに舌先をかたく尖らせて、すぼまりの奥に進んでいこうとする。その間、白い指は敬一のペニスを強く握り、上下に動いていた。

「そんなこと、どこで覚えたんだ」

 これまでのセックスでは披露しなかった妻のテクニックに敬一が尋ねる。

「今日よ。今日のプレイで教えてもらったのよ。お尻って、男の人も感じるんですってね。ほら、こうやってつんつんってすると……」  美憂の舌先がまたすぼまりに入り込もうとする。敬一のペニスがまた一段と膨張する。ともすると、放出してしまいそうな快感だった。敬一のペニスからは透明な液体がひっきりなしににじみ出ていた。

(続く)

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