ブリリアント・レンタルワイフ1

実体験小説
わたしが妻を他人に抱かせる理由
ブリリアント・レンタルワイフ 1

いっそ全裸にしてくれたほうが恥ずかしくない……。

 高層ホテルの一室で下半身だけを裸にされた真下美憂はそう思いつつ、いっこうに収まる気配がない羞恥心と戦っていた。白く柔らかで丸みをおびたヒップは、もう何度も同室の男に撫でさすられている。

 男の最初の命令は、スカートと下着を脱いだ姿でヒップの割れ目を左右に開いてアナルを露出させろというものだった。

 美憂(みゆ)には男の言いつけに逆らう権限は与えられていなかった。言われれば命じられたとおりにするしかない。

下半身裸になった美憂は窓際に移動させられ、自らヒップを割り開いた恰好で一時間も放置された。その間、男はずっとテレビをみていた。どんな番組を鑑賞していたのか、恥ずかしさに苛まれ美憂にはそれを知る余裕さえなかった。

「ソファに腰掛けて」

 やがて、美憂を弄んでいる男が静かに命令した。仕立てのよいスーツを身にまとった初老の男は、児玉裕一郎といい、美憂の夫、真下敬一の仕事仲間だというが、この二十二歳の若妻にとっては初対面の男性だ。

「足を、肘掛けに乗せて奥の奥まで、見せてもらいましょうか。お○○こもアナルもすべてさらけだしてもらいましょう」

 児玉は、その紳士的なルックスからすれば到底発せられないような卑猥な言葉を使い、淫らな指示を出す。

「こ、こうですか?」

 美憂は産婦人科の診察台に上がった時のような恰好になった。

眼下には東京の街が広がっている。夕暮れの巨大都市には人工的な光がちらほらと灯り始めていたが、その美しさが美憂にはとても空虚に思えた。

「あっ、いいですねぇ」

 児玉が唇だけで笑って美憂の股間を凝視する。

アンダーヘアーが割れ目の周囲にしかぽよぽよとしか生えていない美憂のその部分は、足を広げるだけで粘膜が覗いてしまう。

「そんな恰好で僕にすべてをさらけだすのって、どんな気持ち? これまでにもこうした経験はあるの?」

 児玉が向かいのソファに腰掛けながら尋ねる。美憂の答えは決まっている。

「すごく、恥ずかしいです……。こんなことされるの、初めてです」

 美憂はうつむいて消え入るような声で言った。そう口にすることで、ボンベで一気に空気を入れられた風船のように羞恥心が膨らんできた。美憂の理性が圧迫されて悲鳴をあげている。

首筋からうなじにかけての毛穴から滲んでくるようなほてりが、あっという間に全身を駆け巡る。自分の意思とは関係なく白い太ももがざわざわと痙攣し、下腹がひくついた。その体の反応を美憂は理性で抑えることができなくなっていた。

 児玉は恥ずかしさに身を震わせる他人の妻を視姦しつつ、ベッドサイドの電話をとってルームサービスをオーダーした。

「これからボーイがお酒を運んでくるけど君はずっとそのままの恰好でいなければいけないよ。股を開いたままでいるんだよ。いいね、わかったね」

 ボーイはほどなくやってきた。白い給仕服がまだ板についていない、美憂と同世代か少し若いくらいの青年だった。

(続く)

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