ブリリアント・レンタルワイフ2
実体験小説
わたしが妻を他人に抱かせる理由
ブリリアント・レンタルワイフ 2
【ブリリアント】brilliant 1 見事に光輝くさま 2 ダイヤモンドのカットの一種。光がすべての方向に反射するように、通常五十八面対にしてある
いまどきの若者にしては珍しいくらいの純情さが感ぜられる。まだ、童貞であったとしても不思議ではない純朴さがあった。
銀色のワゴンにはローヤルサルートのボトルとアイスキューブとクリスタルのグラスがふたつ用意されていた。
「ああ……」
児玉に見られるだけでも恥ずかしいのに、ホテルのボーイに淫らこのうえない姿をさらけだしている……。美憂はセミロングのストレートヘアーが逆立っていくような感覚に襲われた。できることならこの場から消えてしまいたい。
若いボーイは部屋に入ってくるなり、硬直した。頬を真っ赤にしながら伏し目がちにドアを入ったところで立ち止まってしまっていた。
「君、それをこちらへもってきてくれたまえ。テーブルの脇に」
客ににそう言われれば、ボーイも従うしかない。ワゴンを押し進めて、両足を大きく広げている美憂の脇にワゴンを置いた。
その間、ボーイの視線はずっとカーペットに注がれていた。ボーイはすぐに部屋を出て行こうとする。それを児玉が制した。
「水割りをふたつ作ってはくれないかね。ひとつはウィスキーと水を同量で割って。氷はいらないが、チェイサーを用意しておいてくれ。もうひとつは普通の水割り。それくらいのサービスはしてくれてもいいだろう」
恥ずかしい部分をさらけだしている美憂の目前で、ボーイが酒を作り始めた。それでも美憂を見ようとしない。が、マドラーをもつその手が震えていた。
ボーイが酒を作り始めると児玉は美憂の背後に回った。ボーイがやってきたことで閉じ気味になってしまっていた美憂の膝頭をあらためて左右に大きく広げる。その時の力は美憂に男性を感じさせた。
ボーイが一瞬、その視線を美憂の股間に注いだ。
それを児玉は見逃さなかった。児玉は美憂の秘裂を左右に拡げた。そのことによって女の、もっとも感じやすい肉の突起がにゅうっと姿を現した。
「ああっ!」
と、美憂が鋭く喘いだ。それがきっかけとなって、中腰で酒を作っていたボーイがその姿を凝視した。児玉は美憂のクリトリスをつまんでいた。
突然、脳天を貫くような快感に襲われた美憂は、頭をのけ反らせた。白い喉笛がざわめいている。耳元で児玉が悪魔のように囁いた。
(続く)