ブリリアント・レンタルワイフ4

実体験小説
わたしが妻を他人に抱かせる理由
ブリリアント・レンタルワイフ 
4

 児玉はそうしたボーイの心情を察したかのようにある提案をした。

「ほら、こうすればすこしは触りやすくなるだろう。君だって健全な男じゃないか。僕と一緒にこの素晴らしい女体の感触を堪能しようじゃないか」

 そう言いながら児玉はベッドサイドに用意してあったアイマスクを美憂にかけた。

「やめてください」と口では抵抗を示したものの、本気で拒絶するには至らない美憂。羞恥に苛まれ続けた若い人妻の心は混乱していた。

 恥ずかしさはもちろんある。だが、心の片隅に自虐的な気持ちが芽生え始めていた。

 もっと辱められたい。アイマスクを架せられた途端、もっと辱めてもらいたいという気持ちが津波のように押し寄せてきて、やがてそれは美憂のなかの『女』をじわじわと支配し始めていた。

「あっ!」

 乳首をつままれた感触があった。そうしたのが児玉ではないことはすぐにわかった。

 女性に快楽を与えようとするのではなく、初めて触れる異性の肉体の感触を確かめるようなぎこちなさがあった。

「どうだい、なかなかよい触り心地だろう。この女は感度も抜群なんだ。ほら、ちょっと強く摘んでやってごらん」

「こ、こうですか?」

 と、美憂の裸体がソファの上で大きく仰け反った。

バストがプリンのように震えはじめる。最初はその動きにためらいが見受けられたボーイの指が、次第に技巧的になっていく。

「はぁぁぁ……」

 快楽の吐息が美憂の喉を通り赤いルージュで染め上げた唇から洩れ始めた。乳首への刺戟が、素晴らしいスピードで女体に張り巡らされた淫らな神経を伝わり、下半身の粘膜に到達し、爆ぜる。

「ほうら、もう、ぐちょぐちょだ」

 児玉は加虐的な口調でそう囁くと、粘膜の奥のすぼまりに指をめり込ませた。チューインガムが噛み潰されるような、くちゅうという音がした。粘膜がよじれる音だった。

 若いボーイと違って、児玉の指使いはは巧みだ。

 いったんは奥にまで挿入した指を浅く入れなおすと、ヴァギナの入り口の付近にあるざらざらした部分を集中的に愛撫する。

 美憂のその部分、Gスポットと呼ばれる特別な性感帯はぽってりと隆起し、より敏感になっていた。

「あっ、そうされるとっ! あっ、あああっ。出ちゃうぅっ!」

 美憂の裸身が一段と激しく蠢き始めた。太ももを閉じようと抗がうが、次の瞬間には児玉の指先が与えてくれる甘美な感覚を享受しようと足を広げて恥骨をせり出す。

 女陰がきちんとした意思をもち、美憂の肉体をコントロールしている。ただ、快楽だけを求めて蠢く女体は、若いボーイにしてみれば初めて目にする光景だったに違いない。

 くちゅうくちゅうくちゅう。

 児玉の指の動きが激しくなるにつれて、粘膜がよじれる音が大きくなる。それは、美憂のその部分からにじみ出ている愛液が増えつつあることの証明でもあった。

「あんっ」

 美憂がそれまでとは違う声音で喘いだのは、ボーイが硬直した乳首を唇に含んだからだ。若い男の体臭が美憂の胸元から上がってくる。

 たわわなバストは遠慮なく揉みしだかれていた。ボーイは肉の塊に顔面を埋めるようにして、美憂を愛撫し続ける。

 ふたりの男に責められ続けられた若い人妻は、ほんのわずかに羞恥の気持ちを脳裏に残しつつ、今はもう快楽の虜となって愛撫を受け入れていた。

 美憂はもっとしてと言わんばかりに、ボーイの首筋に腕を廻し、ヒップをせり出した。

 下腹がわなわなと震えている。余分な肉がいっさいない若い肢体は、筋肉の痙攣を如実に表していた。

「ああっ、いいっ、いいのぉ」

 

児玉の指使いに特別な動きはなかった。ただ、ある一点をリズミカルに刺戟し続けているだけだ。特に技巧を凝らしているわけでもない児玉の愛撫が、美憂を激しく悶えさせたのは、指先が的確にGスポットを捉えていたからだ。

「あうっ、だめっ、だめぇっ!」

 美憂はソファの上で軟体動物のように裸体をくねらせて、歓喜の嗚咽を洩らし続けている。二人の男に責められ、美憂は絶頂に導かれていた。

「君、見てごらん、ここのところ。肉がこんなに盛り上がってきたよ」

 アイマスクを架せられているので美憂には男たちの様子が詳しくはわからない。しかし、その気配から、それまでバストに愛撫を加え続けていた若いボーイが、美憂の一番恥ずかしいところ、児玉にずっと指で責め続けられているその部分に視線を移したことが察せられた。

 美憂は自分の性器が膨らみつつあるのを自覚していた。本当ならペニスを受け入れ、ねっとりとまとわりつくはずの女肉が充血し、果肉を爆ぜさせたあけびのような姿に変貌しているのが自分でもわかった。

「女の体は不思議だねぇ。そうは思わんかね。もっともこんなに素晴らしいお○○この持ち主はめったにいないがね」

 本格的にプレイを始めてからの児玉は饒舌だった。それが美憂の興奮を高めるためなのか、児玉の性癖なのか、若いボーイに対するレクチャーなのか、美憂にはわからない。

 が、児玉が言葉を発するたびに美憂は淫らになっていく自分を抑えきることができなくなってしまい、我を忘れて動物的に反応してしまうのだった。

(続く)

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